元F1チャンピオンが参戦初年度で初戴冠。NSXが強さを魅せたSUPER GT最終戦

SUPER GTの最終戦が11月11日、栃木県・ツインリンクもてぎで行われ、ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也組)が今季2度めのポール・トゥ・ウィンを達成し2勝目をマーク。

そして年間チャンピオンは3位に入ったRAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン組)が見事栄冠に輝いた。ホンダ陣営のSUPER GT制覇は8年ぶり。

RAYBRIG NSX-GT、KeePer TOM’S LC500(ニック・キャシディ/平川亮組)が同点ランキングトップで迎えた最終決戦。開幕戦岡山以来となるノーハンディキャップ状態で行われた予選は、その岡山と同様、NSX-GT勢がライバルに対して圧倒的な速さを見せつけ、終わってみればARTA、RAYBRIG、EPSON Moduloと1-2-3体制を構築。

 

その後ろの4番手にLEXUS勢のトップとなるZENT CERUMO LC500、5番手のKEIHIN NSX-GTを挟んで、KeePerは6番手に沈んだ。

53周の戦いの火蓋が切って落とされると、ARTA伊沢が飛び出し後続との差を広げていく。

後方ではKeePerがKEIHINをかわして5番手に浮上。ZENTの背後につける。そのKEIHINであるが、ボンネットが浮き上がったため緊急ピットイン。最後尾まで順位を落とす。

最初に動き出したのはARTA。レース1/3を過ぎた19周目にピットイン。

その後他チームも続々とピットへ向かう。しかしRAYBRIGとKeePerの2台はレースの折返しが過ぎても動かず。

そして29周目に同時ピットイン。RAYBRIGはバトンへ、KeePerは平川にステアリングを託す。若干速く出たバトンは3番手でコースに復帰したが、目の前にはEPSON ModuloをパスしたZENT石浦が前に出る。

いっぽう、KeePerは8番手でコースへ復帰。まずは5番手のWedsSport ADVAN LC500をパスし、4番手で、RAYBRIGの防衛ラインであるEpson松浦にアタックを開始。

KeePer平川は37周目で松浦をパスすると、ラップあたり1秒近いペースでRAYBRIGを追撃。44周目に1秒差まで接近することに成功する。それからの9周は元F1チャンピオンと現SUPER GT最年少王者との見応え充分なバトルが続いた。

しかし元F1王者はマシンを確実にマネジメント、徐々にタイヤやブレーキがきつくなる平川を最後に突き放すと、そのままチェッカーまでマシンを運び入れ、バトンが勝利。スーパーGTシリーズ初挑戦にして初年度にタイトル戴冠した。

またチームメイトの山本やチームクニミツもスーパーGT初タイトル獲得。特に山本はSuper Formulaに続くトップカテゴリーのダブルタイトルを獲得。15年ぶりの快挙を達成した。

ARTAは終盤、ZENTに猛追されるも振り切ってトップでチェッカーを受けた。

GT300クラスはマネパ ランボルギーニ GT3がポールポジション。

レース序盤は独走状態で進む。しかし19周目に左リアタイヤがパンクし戦線離脱。

ほぼ時を同じくして、チャンピオン争いのLEON CVSTOS AMG、TOYOTA PRIUS apr GT、グッドスマイル 初音ミク AMGがピットイン。初音ミクAMG以外はタイヤ無交換作作戦を採る。

LEON CVSTOS AMGはここでのマージンが最後まで活き、そのままトップでチェッカー。決勝前にランキングトップにいたNo.55 ARTA BMW M6 GT3は9位に終わったためLEON CVSTOS AMGがGT300クラスのチャンピオンに輝いた。

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