スーパーフォーミュラ第3戦決勝、山本が圧巻のポールトゥウィンで完全制覇

全日本選手権スーパーフォーミュラ第3戦の決勝戦が6月23日、宮城県・スポーツランドSUGOで開催された。
予選で圧倒的なコースレコードを叩き出した山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が抜群のスタートを決め、ポール・トゥ・ウィンで今季初優勝を飾り、新加入チームに2016年以来の優勝をプレゼントした。

雲の隙間から時折太陽が顔を出し、気温も上昇した日曜の決勝日。
レースは山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がスタートを決め、トップを守ったまま1コーナーを立ち上がる。

ミディアムタイヤでスタートした野尻も順位を守った。
一方、5番手グリッドからスタートした小林可夢偉と、6番手グリッドからスタートした福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が4番手スタートの塚越広大(REAL RACING)をオーバーテイクして、それぞれ順位を上げた。
そして1周目を終えると、野尻、小林、福住、ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)、坪井翔(JMS P.MU/cerumo・INGING)、山下健太(KONDO RACING)が、そして2周め3周目、さらに6周目までの間に続々とピット・インするドライバーが続出する。
セーフティカーが出やすいスポーツランドSUGOでの荒れたレースを見越しての対策だ。

 

 

トップ3は山本、ルーカス・アウアー(B-Max Racing with motopark)、牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)のオーダーでレースは膠着する。

しかしピットを済ませた野尻のペースがよく、山本とのビハインドを徐々に詰めてくる。
しかし山本は、この動きに敏感に反応すると、搭載した燃料が軽くなってきたこともあってタイムを刻んでくる。この動きにアウアーと牧野は徐々に引き離されていく。

野尻もトップをキャッチアップすべくペースを上げたが、30周目では山本が野尻に41秒差にまで広げると、50周目には50秒以上の差を作ることに成功し、51周目に山本がピットイン。
この動きを察知したアウアー、牧野も同時にピットインする。

13秒という素早いピット作業を終えてコースに戻った山本は、余裕を持って野尻の前でコースに復帰した。

3位を走行していた牧野だったが、ピットアウト時にホワイトラインを大幅にカットするコースインにより、タイム加算ペナルティを課され、戦線から離脱した。

山本を追い上げるべく加速した野尻だったが、56周目の1コーナーでアウアーのインに飛び込む際にオーバースピードで突っ込んでしまい、そのままスピンを喫してコースオフ。
マシンを止めてしまった影響で、回収のためにセーフティカーが導入されてしまう。

 

 

この影響でレースは61周目からのリスタートとなったが、リスタートを切った坪井翔(JMS P.MU/cerumo・INGING)がSPインコーナーでリアをスライドさせると、スピンを喫し、インサイドにマシンを止めてしまい、再びセーフティカーが導入される。

マシンを安全な場所に移動して再スタートしたのは66周目。
残り2周の超スプリントとなったレースは、山本が危なげなく後続を引き離すスタートを決め、残り2周を完璧に走り、トップチェッカーを果たして、新加入チームにポールトゥフィニッシュの完全レースをプレゼントした。

早い段階でピット作業を済ませたものの、給油時間で順位を落としてしまった
小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)だったが、その後の追い上げで最初のセーフティカーが導入されるまでに3番手にまで浮上していた。
2度めのセーフティカー先導からの再スタートで、2位のアウアーは前方に居たバックマーカーの処理に手こずったところを小林は見逃さず、ヘアピンでアウアーを刺し2位に浮上。そのままチェッカーフラッグを受け、昨年の雨の岡山戦以来の表彰台を獲得した。

今季からスーパーフォーミュラへの参戦を果たしたアウアーは、最後に小林にパスされたものの、第3戦目にして初の表彰台を獲得する活躍を見せた。

■レースダイジェストは以下の通り

次戦第4戦は7月13-14日、富士スピードウェイにて開催される。

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